『狂気の道への導きを』 第三回:『えれきてる型』後編
どうも、ますたーです。連休中は私用が多かったので更新が少し開いてしまいました。
今回は前回の続きでえれきてる型におススメなメガミを紹介していきます。
第三回:『えてきてる型』後編
前回のおさらいも兼ねますが、えれきてる型と相性の良いメガミを探すにあたって注視すべき点は2点あります。
・使いやすい対応や強力な対応がどれだけあるか
・対応以外でえれきてる型のコンセプトにあったカードがどれだけあるか。
これらに注視しながら、おススメのメガミを見ていきましょう。
- サイネ(おススメ度★★★★★)
構築例
石突、見切り、衝音晶、無音壁、えれきてる、くるるーん、もじゅるー
音無砕氷、どれーんでびる、いんだすとりあ
サイネは全メガミの中でもトップクラスに対応が多く、それらの大半が攻撃的な対応札です。そのため対応の機巧を出すときに、無意味に対応札を素打ちするような場面を減らすことが出来ます。また、無音壁の様な対応でない防御札も存在しており、守りを固めてえれきてるでライフを削るという基本的な動きがしっかり出来る二柱となっております。
動きとして面白いものは音無砕氷とどれーんでびるのシナジーでしょう。音無砕氷は機巧として優秀であると同時に、再起持ちであることからどれーんでびると非常に相性が良いです。無音壁などを利用して音無砕氷を再起させた後どれーんでびるの効果でオーラを補充する、と言った動きもあり非常に強力です。
また、第二章サイネも同様におススメです。使いやすい対応札を2枚失ったものの、いつでも使いやすい氷の音が追加されたため、相変わらず機巧に困る事はありません。
一方で徒神サイネは音無砕氷と無音壁を失ったうえ、そこまで強力な対応を得た訳でも無いので、前の2パターンと比べるとおススメ度は落ちます。
- トコヨ(おススメ度★★★★)
構築例
梳流し、雅打ち、詩舞、要返し、えれきてる、くるるーん、もじゅるー
久遠ノ花、どれーんでびる、いんだすとりあ
トコヨは対応札の量が多い事もさることながら、その対応のどれもが非常に強力です。それに加えて、通常トコヨ・旅芸人トコヨ共に対応札以外にも強力な防御札を所持しており、えれきてる型の基本である守りを固めてえれきてるで削る、という動きが非常にやりやすくなっています。
一方でダストを枯らされる動きに非常に弱いので、不用意にオーラを失わないように気を付けながらプレイングしていきましょう。
また、通常トコヨには要返し、旅芸人トコヨには二重奏:吹弾陽明というえれきてるを使いまわせるカードが存在しています。えれきてる型に慣れてきたら、いんだしとりあを抜いてこれらのカードを軸にえれきてるを使いまわすデッキに挑戦してみても面白いかもしれません。
- ユキヒ(おススメ度★★★★★)
構築例
ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、えれきてる、あくせらー、くるるーん、もじゅるー
くるりみ、どれーんでびる、いんだすとりあ
この型におけるユキヒの最大の長所は切り札だけでえれきてるの機巧が完結しており、更にそのコストが安い事です。えれきてる型を使用する場合、えれきてるの機巧が揃う前に手札にでゅーぷりぎあが溜まってしまった、なんて事故が度々発生します。しかしユキヒは、低コストかつ行動/対応の切り札であるくるりみを持っている為、最悪の事故を防ぎやすくなっています。
加えて通常札もかなり優秀です。強力な対応であるひきあし/もぐりこみ、間合操作力の高いふりはらい/たぐりよせ、えれきてるの打点を補助してくれるふりまわし/つきさし、などの強力なカードを所持しており、えれきてる型を強く回すにはうってつけなメガミと言えるでしょう。
またこの組み合わせは構築幅も非常に多いため、えれきてる型一点読みでメタられることが少ないのも嬉しいところです。
- ウツロ(おススメ度★★★)
構築例
えれきてる、あくせらー、くるるーん、とるねーど、もじゅるー、影の壁、遺灰呪
どれーんでびる、いんだすとりあ、虚偽
ウツロは前述のメガミ達に匹敵する対応力を持っており、それ以外のカードについても機巧として優秀だったりダストを生み出せたりと、えれきてる型を組むにあたってかなり癖が少なく優秀なメガミです。そのため、初めてえれきてる型を使うのに適してるとも言えるでしょう。
一方で単独でライフを取れるカードは少なく、同時にサイネやトコヨの様にえれきてる型としての構築の奥行きを持っているわけではありません。そのため、じっくりと腰を据えて練習するタイプと言うよりは、基礎の基礎を学ぶために使うと割り切ったほうが良いかもしれません。
- ホノカ(おススメ度★★★)
構築例
えれきてる、あくせらー、くるるーん、もじゅるー、精霊式、義旗共振、桜花のお守り
どれーんでびる、いんだすとりあ、四季はまた廻り来る
ホノカのえれきてる型は先ほどのウツロとは対照的に応用的な動きが含まれます。と言うのも、四季はまた廻り来ると義旗共振がドロー加速を可能としている為、山札の巡り方が前述のデッキ達とは違ってきます。
ですがデッキ内のえれきてるを打ち切ってライフを取るという動き自体は変わりません。逆にしっかりえれきてるを打ち切る動きを目指す事で、クルルを使う上での山札枚数の管理を学ぶことが出来ます。
一方で機巧はかなり揃えやすいカードプールをしているので、機巧事故で苦労する事はそこまで無いでしょう。機巧への意識は程々に山札調整に注力できるという面でも、どこかのタイミングで握っておく価値のある組合せでしょう。
初心者から初級者に特におススメしたいメガミは以上となります。
『えれきてる型』を組むにあたって、これ以外にも面白い組み合わせは沢山あります。ですがそれらを面白く回すためにも、まずはこれらの組合せを使って基本から学んでいきましょう。
『えれきてる型』はこれで以上になります。
次回は基本の3つの型の中の第2の型、『枢式型』の記事になると思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう。
画像クレジット:ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME