白露の大交流祭自戦記

お久しぶりです、ますたーです。天音杯のレポート以来ですね。

今回は先日開催された白露の大交流祭のレポートを書いていきたいと思います。

 

今大会の選出に至るまで

 

前回の天音杯では相棒であるハガネちゃんと影の相棒であるユキヒを捨てるという暴挙に出てしまいました。その罪を償うべく、オフシーズンの段階からハガネちゃんを重点的に使い、新拡張発売後は新規メガミとユキヒ・ハガネを組合せた二柱を積極的に使用していきました。

そんな中で気になるメガミと出会います。それがクルルアナザー(通称オヨヨ)です。

筆者は元々二幕時代ではハガネ/クルルをメインとして使っていました。しかし、新幕になるとライフの価値の変化やハガネが用意できる色マナの変化などを理由に使う事はほとんどなくなっていました。しかし、ハガネ/オヨヨという組合せはハガネ/クルルで使いにくいと感じていたカードが使いやすいカードに変化しており、使用感が非常に上がっていました(勿論個人差はあります)

そのため、新シーズン最初の研究はオヨヨの研究から始まりました。そして始まってすぐに謎の研究が始まります。それが枢式RTAです。

その名の通り枢式がいかに早く決められるかを競う研究だったのですが、これが存外盛り上がってしまい、約2か月という長期間に渡ってこれらの研究は続きました。

一見すると非常に無駄にも思えるこの2か月でしたかいくつかの事実が分かりました。

 

オヨヨというメガミはその気になれば約3ターンで枢式を揃えられるという事。

(これについては詳しく書きたい気はしますがいつになる事やら…)

自分がオヨヨを使うと爆発するという事。(大会通算718)

 

特に二つ目の事実をじっくり検証出来たのは大きく、もし仮に検討期間が短ければ好きなメガミを使いたい心の弱い筆者は大会直前にオヨヨになびいていたかもしれません。何にせよ2か月と言う長い期間をかける事でオヨヨに走らないという強い決心が出来ました。

 

枢式RTAの研究を進める一方で、ユキヒ/ハガネと他に相性の良いメガミがいないか探していました。最初は新規メガミを中心に探索していき、サイネBやヤツハ辺りが有力な候補として挙がりましたが、どちらも今一つパワー不足という結論に達しました。

そんなある日、諸般の事情からとあるメガミに注目する事となります。それがトコヨです。

S4は序盤から果てしない暴力環境でした。どこの大会の優勝報告を見ても古Xばかりで、三柱環境でも古刀が中心に回るであろうことは容易に想像出来ました。そんな環境下でトコヨを採用した所、改めて暴力への対応力に魅力を感じました。そして8月の交流祭。扇傘鎚で参加した所、見事に古XYの三柱を4枚抜きして優勝します。

この時点で心は決まりました。一応その他の傘鎚Xの研究も続けはしましたが、本命はあくまで扇傘鎚の三柱と言う事で一か月間みっちり研究を進めていきました。

 

 

初戦:トコヨ/ユキヒVSトコヨ/サリヤ(ユリナA)

 

初戦は九州のほたるさん。お相手は古刀入りの三柱ですが、古扇も古騎一定の絡め手耐性を持っており、簡単には古刀を返せません。しかし色々考えているうちにそもそもこれ扇騎返しで良いのでは?と言う気持ちになります。扇鎚が返ってくると少々厄介ですが、ユキヒが返ってくればクリンチでクロックリードは取れますし、何よりお相手がこちらのハガネをかなり警戒していたので、扇傘返しを読んで扇騎を返します。BANは想定通りハガネ、これは恐らくこっちが有利なはず。

 

構築

梳流し、雅打ち、要返し、ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、えんむすび

無窮ノ風、常世ノ月、ゆらり

 

序盤からふりまわしでテンポリードを奪うと、梳流し・要返し・つきさしなどでライフ面でも大幅にリードを奪う。お相手も早めにヤクシャに変身して反撃を狙いますが、構築の関係で燃料が不足しがちになり中々攻め切れない。結局つきさしを当ててライフ9-4になったところでお相手が投了。幸先よいスタートとなりました。

 

 

二戦目:トコヨ/ハガネVSユリナA/コルヌ(オボロA)

 

二戦目は関東勢のshirohaさん。ここで今回鬼門だと思っていたオボロAとコルヌが同時に来てしまう。事前検討でも扇鎚VS古戦は不利だと判断していたため戦をBANして古橇を残します。相手は傘BANで扇鎚残し。

 

構築

梳流し、雅打ち、詩舞、風舞台、砂風塵、超反発、円舞錬

久遠ノ花、常世ノ月、大天空クラッシュ

 

刺さるかどうかは分からないが、直前に開発した最新型デッキを採用。

試合は先行を取ってまず1宿し、更に次のターンは手札を使って前進宿しを行います。返しに相手は前進からウパシトゥム。凍結はいやだったので集中は無駄になるもののこれを詩舞で避ける。返しに梳流しを打ちに行きたいところだったのですが、フルリソースで前進してしまうとかじかみ剣の舞が刺さってしまうために攻めに行けない。ここで1リソースの無駄が響くとは…。

ここからは相手の凍結に苦しめられる展開が続き、中々梳のクロックが取れない。緊急回避用の風舞台も沈み続け、相手の攻撃に晒され続けます。

試合は続いて終盤戦、相手の攻めに対して久遠を吐かされると残りライフ1でフレアが6に。この時点で凍結によるオーラ固めでフレアが溜められず、常月大天空の勝ち筋が完全に消滅してしまいます。

もしも2ターン目にAP損せずに宿しを行っていたら…。そんな事を思いながら最後は全凍結を喰らって敗北となりました。

 

 

三戦目:トコヨ/ユキヒVSユリナA/ウツロ(ヒミカ)

 

三戦目は九州のひるすさん。またしても古刀、そして横には銃と鎌。まっすぐな古刀系と中々当たらないですね。BANに関しては銃鎌残しは嫌だし古銃の一撃の瞬発力も嫌だったので、古鎌を残す。相手は扇傘残し。地味に傘鎚返しが嫌だったのでほっと一安心。

 

構築

雅打ち、要返し、ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、かさまわし、ひきあし/もぐりこみ、えんむすび

久遠ノ花、常世ノ月、くるり

 

初戦の構築から梳流しを抜いて傘回しを採用。序盤からダスト回収を小まめにしながらクリンチを積極的に行っていく展開に。相変わらず安定したライフクロックで積極的にライフリードを奪っていと、そのまま前方向でライフを詰め、最後の連撃も余裕を持って耐えて勝利となりました。

 

 

四戦目:トコヨ/ハガネVSユリナA/ヒミカA(オボロ)

 

四戦目は名古屋勢の謙信さん。ここで遂に仮想敵の古忍が目の前にやってきます。しかし古炎を返したほうが影菱による上振れも無いのでは?と言う事で古炎を返す事に。しかし、この選択を後悔する事となる…。

 

構築

梳流し、雅打ち、詩舞、風舞台、砂風塵、超反発、円舞錬

久遠ノ花、常世ノ月、大天空クラッシュ

 

二戦目同様、最新式の大天空構築を採用する事に。そういえば二戦目でこの構築の解説をしていなかったので簡単に解説を。

このデッキ最大のポイントは大天空型にもかかわらず鐘鳴らしが入っていないという点です。鐘鳴らし最大の強みは大山脈リスペクトを絡める事でリーサルを2点伸ばせる事です。しかし、リスペクトを採用しないのであれば優先度は下がり、しかもこの構成なら風舞台からのフルリソース後退で最大9歩まで下がることが出来るので、不完全浦浪嵐のケアまで出来ています。それならば円舞錬と超反発をガン積みして梳流しでクロックを取りに行ったほうが道中で戦いやすくなるのです。

フレア破壊しながらライフクロックを奪い、決死は大天空でスキップする。古刀相手にこれ以上刺さる戦術は無いはず…!

 

相手「癇癪玉!火炎流!バクドラ!殺意!」

 

ヤバい、2距離で張り付かれて一生リソース削られる!ていうか一生炎天のケアさせられてる()。オボロと違って1距離で振れる火炎流が地味に偉く、風舞台で楽に避難する事が許されない。これなら古忍返すのが正解だったか…?

ライフ不利で迎えた終盤。何とか風舞台から大天空のチャンスを作る。相手のオーラは5で不完全浦浪嵐を構えているが、砂風塵でオーラを削れば8後退大天空がライフに通る…!

 

相手「砂風塵に対応不完全浦浪嵐」

 

何でそこに深浦合わせられるんですか!?ふるよに上手かよ!!

とはいえここでフレアが減ってくれたおかげでしばらくゆっくり出来る時間が訪れる。

この後月影落をぶっぱされ久遠を吐かされるが、相手は間合2でしゃがみを選択。返しのリソースは5つだったが手札に詩舞を握っていたので、6後退で6/3大天空でリーサル!

この日一番疲れた試合でした…。

 

 

五戦目:トコヨ/ハガネVSヒミカ/チカゲA(コルヌ)

 

迎えた最終戦は九州のkmさん。元々関東にいた方で、二幕時代から面識はあったのですがこの舞台で当たる事になるとは…。お相手はヒミカ使いなのでマッチ段階から予想はしていましたが、この日初めて古刀のいない三柱と当たる事に。個人的にヒミカを相手するのが苦手なのでヒミカBANは考えたのですが、その場合先ほど負けたコルヌを相手する事になります。二戦目で改めてコルヌが厳しい事も把握していたので、ここは日和らずに相手の得意分野であるヒミカに挑みます。

 

構築

梳流し、雅打ち、詩舞、要返し、風舞台、遠心撃、砂風塵

常世ノ月、大破鐘メガロベル、大重力アトラク

 

対銃意識のコントロール構築を選択。メガロベルを打ちやすくするために久遠ノ花を抜いて常世ノ月を採用します。序盤は相手の攻めを最低限にいなし、徐々に前へと前進していきます。相手はヴァーミリオンフィールドまで採用していた為更なる追撃を受けますが、こちらも逆にアトラクトでもぐりこみ、メガロベルでライフ差を返します。

その後遠心撃で相手のハンドを破壊したり、梳流しに叛旗を吐かれたりしながら迎えた終盤。残りライフ6のこちらに対して相手はスカーレットイマジンから勝負に出ます。シュート、番傘、バクドラ飛苦無、ラピッド、マグナムと連撃を仕掛けてきますが、手札の詩舞でオーラを補充してリーサルを回避します。

最後は前進から雅打ちをライフに当てて勝利!

 

 

という訳で今回の白露の大交流祭は41敗でなんとか入賞を果たしました。今回はシーズン序盤から大ユリナ環境で、実際上位入賞者でもユリナを使っていなかったのは僅か二人でした。そうした環境下で、しっかり自分の色を出した三柱で結果を残せた事は、自分のやってきた事が間違いじゃ無かったと肯定してくれるようで非常に嬉しい結果となりました。

今回の結果も自分一人だけの結果だけでなく、いつも対戦してくださる皆さんや、今回来れなかったメンバーを含む研究会の仲間のお陰です。

そして毎度のごとく運営してくださっている公式の皆さんにも感謝の言葉が尽きません。

 

皆さん本当にありがとうございました!

天音杯自戦記

どうもお久しぶりです、ますたーHです。

前回の記事からだいぶ期間が空いてしまいましたね。

今回は先日参加した天音杯の自戦記を書いていこうと思います。

 

(ハガネちゃん攻略記事なんて無かった。良いね?)

 

今大会の三柱選出

 

今回選んだ三柱はオボロA/ライラ/ウツロでした。

「おい、ハガネはどこ行った」「ていうかユキヒとかクルルとかすらいないんだが」

などの意見はあると思いますが詳しい三柱の推移は別記事で詳しく書く予定ですので、その辺は後日話します(逃げ)。

 簡単にメタ読みを説明するとユリナオボロ系のビートとウツロAを見れるような三柱を考えていました。結果ライラを入れるのがかなり丸く、そこに組み合わさる三柱を色々試行錯誤していく形となり、その結果上記の二柱を採用するに至りました。

何故この二柱にしたかの理由が、最後の結晶と虚偽があれば死なんやろ。とかいう雑な発想に基づいたものだった辺り今シーズンの研究の怪しさを感じますが、何にせよ全国規模の大会で初めて宗教全捨てという選択をする運びとなりました。

 

 

初戦:オボロA/ライラVSヒミカ/ウツロA(トコヨA)

 

今回の三柱を選んだのにはもう一つ大きな理由があり、それはほぼ読まれないという事です。今回の三柱を見せた人は木曜のくりすます会にいた人、及び直前に熱帯で対戦したのばさんをはじめとするごくわずかな人だけでした。

つまりこの三柱なら多くの相手を困惑させることが可能!さて初戦の相手は・・・

 

ますたーH VS のば

 

フラグ回収乙() 何が悲しくて二日前にやったマッチをやらねばならないのか。

マッチ自体はその時は勝利していて有利であることは分かっているのだが、相手はその結果を糧に再検証しなおしていた模様。ズルじゃん。とはいえ銃塵が一番御しやすいと思ったので素直にトコヨAをBANする。マッチは想定通りのマッチに。

 

試合は序盤に連撃で数点取られ、この時点でやや銃寄りの構築である事を把握する。しかしこちらも風走りをちゃんと積んで銃構築へのメタを張ってたのでそこまで苦しまずに攻め返していく。またこの試合は相手の引きがかなり悪く、少ない攻め時にしっかり有効牌を持って来れません。結局こちらのゲージが間に合うと、最後はトップ風雷撃でリーサル。

有利マッチで引きがこっちに傾いたんだからそりゃ勝ちますね。

 

 

二戦目:オボロA/ウツロVSトコヨA/ウツロA(ライラ)

 

 二戦目は関西のキリカさん。予選とは打って変わってやたらとウツロAと当たりますねぇ・・・。しかも有りがちな塵構築では無く、特殊な裏筋も兼ね備えた中々面倒な三柱となっている。

悩んだ末にライラをBANしたのだが、今思えば当日の心理状態を考えるとこの選択は悪手でした。というのも直前にのばさんの笛塵と対決したときに、ほぼ初見の変身構築にぼろ負けしていたのです。今シーズン長い間、笛塵は変身構築はほぼ取られないと思っていたので、これはかなり衝撃的でした。知らないデッキを知れたという意味では大きかったのですが、ことこのタイミングでは構築を歪ませるという影響のほうが大きかったように思います(血迷って虚偽生体活性しようとしてたのがその証拠)。

 

試合は序盤からコントロール合戦。相手の吹弾が中々割れずに再構成差を付けられる。途中黒き波動が刺さってライフ差を返したりもするが、結局後が続かずに苦しい展開に。

最後はタイムオーバーのタイミングで灰滅イチタリナイが発生し、久遠無い読みで無理矢理攻めに行ったものの、久遠で最後のライフを削られて敗北となりました。

  

 

三戦目:オボロA/ウツロVSチカゲ/ライラ(ウツロA)

 

三戦目はドルゲマンXさん。三戦目にして正統派の塵構成と当たります。

 しかしこの三柱を目の前にした時とんでもない事実に気付きます。

それはこの三柱が爪塵受かってるか分からないという事です、事前準備ガバガバかよ()。仕方ないので一番素直(大嘘)な毒爪を残す。

 

試合は序盤からこっちが攻め続けて主導権を握り、相手に簡単にゲージを貯めさせない。そのままリソース破壊を絡めた攻めを継続させ、相手のライフを灰滅圏内にまで押し込む。

終盤、相手が意を決して風魔招来孔からのリーサルを狙うがこちらの対応の存在もありリーサルには届かない。結局返しに肥えたダストを使って灰滅でリーサル。

もう少しギリギリまで攻めるのを待たれてたら怖かった気もするのでやはりライラは怖いですね。

 

 

四戦目:オボロA/ライラVSトコヨA/ライラ(ヒミカ)

 

 四戦目はぷよまん通さん。今大会はヒミカ入り構築によくあたりますねぇ・・・。

初戦と似た感じの三柱ですが、初戦以上に銃の主張が強い三柱となります。相手視点で見ると戦爪残しの可能性が高いのですが、これらは主張の強い銃相手に本当に優位が取れているか際どい所。だったらいっそ笛爪を残してゲージ速度の優位で勝ちに行くべきか?しかしそれだと戦鎌が残された時に若干の裏目、悩ましい。悩んだ末こちらはヒミカBANを選択、相手もウツロBANでライラミラーになりましたね。 

 さて、ライラを持った状態でさほど攻め筋が早くない相手とのマッチとなりました。となればここまで一度も出来なかったあれをするしかないでしょう。

ダンスの時間だ。

 

序盤はテンプレの動き

 

初手:神代枝(雷1)

二手目:誘導忍歩(雷2)

三手目:分身の術風雷の知恵(雷3)

 

で着実にゲージを上げていきます。だが相手もこちらのスムーズなダンスを阻害するためにここで間合7オーラ0でターンを返してくる。こちらとしては出来ればこのターンに呼び声を抱えたまま鋼糸を振り、次ターン忍歩誘導からの呼び声で一気に雷18を目指したかったため、少々悩まされます。迷った末に呼び声を伏せながら2宿し2前進、そして誘導から鋼糸をライフに当てて、雷ゲージを挙げながらライフを取っていく。

ここで安定性を失った代わりにリーサル圏は近づけられた。後は次巡どのタイミングで呼び声を打てるかどうか次第ですが再構成のトップは・・・?

 

呼び声、分身の術

 

ふるよにが上手で申し訳ない。そのまま呼び声を打って天雷召喚陣の構えを作ります。この後は天雷のためのフレアを貯めながらたまに攻撃札を振って圧をかけてくと、再構成誘導からの天雷召喚陣で残りライフ1まで削り切る。結局ここで奪ったリードが決定打となり、そのまま押し切った。

 

 

終戦:オボロA/ウツロVSユリナ/サイネ(トコヨ)

 

終戦の相手はあうるさん。この人にも二日前にこの三柱を見せたことがある相手で、若干の情報アドを与えてしまっている状況。おいしくない。

相手から渡された三柱は刀薙扇。今回のメタとして考えた無かったオーソドックスな三柱が渡されて若干困惑します。当初の予定ではトコヨを残して残りをどちらと組み合わせるかというプランを考えていました。しかし、ユリナ・サイネという火力の出るメガミと組み合わさる事を考えた時、千歳ノ鳥と豊富な対応を持ったトコヨが唐突にとても恐ろしい存在に思えてしまいました。気付けばトコヨBANの二柱を相手に返していました。

そして眼前構築中、ふと正気に戻ります。

「俺、何で一番火力の高い二柱残してんだ・・・?」

 

正直ここから先はほとんど覚えてません。気付いた時には相手二柱の圧倒的暴力の前にこちらのなけなしの対応ではどうにもならずに引き潰されていました。

 

 

 以上の通り今回の天音杯は3勝2敗で入賞ラインに後一歩のところで敗れてしまいました。

前回の福岡大規模と比べて準備不足を感じていた中での今回の成績は、そこまで悪くなかったんじゃないかとは思います。

一方で、前回の福岡と比較したときにやはり残念な結果だったというのは間違いなく、

家に帰ってから悔しさがこみ上げてきました。

(5時近くまで眠れなくて、最終戦の検証マッチをしていました。)

 

次回の大規模は半年後の北海道。そこでもう一度優勝出来るように、また一から鍛えなおしていきたいと思います。

 

陰陽杯自戦記

どうも、ますたーです。

今回は年末に行われました陰陽杯に参加したので、そちらの大会レポートを書いていきたいと思います。

(ハガネちゃん攻略記事は冬休み中には出すつもりだからもうちょい待ってね)

(しばらく時間かかりそうです・・・許してクレメンス・・・)

 

 

 

さて今回の陰陽杯ですが、炎熱の大交流祭で準優勝者であるのわ君が主催したネット大会で、各地の強豪プレイヤーがかなりの数参加していました。

また今回は普段の公認大会とは違い、最初にトーナメント表が公開されており(ふるよにの大会はスイスドローが基本)、普段の大会とは違った盛り上がりを見せた大会となりました。

 

今回の大会のレギュレーションは『相棒大会』でした。『相棒大会』とは簡単に言うと、一柱固定メガミを選択して二柱目は毎試合入れ替えていくルールになります。

(このレギュレーション作ったのは筆者だったりもするのですがその辺は割愛)

という訳で、このルールの肝である固定一柱を決めていく訳なのですが・・・

 

ここでハガネちゃん選ばない理由ある?

 

はい、無いですね。という訳で迷う余地無く固定メガミはハガネちゃんです。というか皆自分の信仰するメガミを出すでしょ、考える余地など無い!

 

 

 

とは言え、仮想敵くらいはしっかり考えときましょうか。

まず明確な敵となりそうなのが、シンラとサリヤ。シンラは遠心撃へのメタカードである反論を持っているだけでなく、キーパーツが引用や論破で抜かれる可能性もあり、かなりやりにくい相手になります。

サリヤはこちらのリソースを小まめにいじめる事が出来て、その上後退力にも優れているため相性としては最悪です。横に添えるメガミの幅が広いのも優秀で、固定メガミとしての選出も多そうです。

この二柱については相方の横に添えられる所まで警戒しなければいけないのが厄介なところで、選出の際にはしっかり考慮する必要がありそうです。

 

次点で警戒しなければならないのがライラとAウツロ。ハガネとライラの相性に関しては諸説あるとは思いますが、筆者はライラ有利だと思っている派閥の人間なので、横に添えられるメガミを含めて対策をしっかりしていきたいところ。

Aウツロに関してはこちらのダスト回収力が低い関係上、残響装置の発動はほぼ避けられません。なので、終焉の影が蘇る事まで見越した対策が求められるのが厄介になりそうです。

 

これ以外にも気になるメガミはいますが、この辺りのメガミと当たった時は特に警戒していきたい所。まあこの四柱のメガミと毎試合当たる訳でも無いでしょうし、当たったらその時考える事にしましょう。

ではマッチングは・・・

 

 

 

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おい、誰がここまで盛大にフラグ回収しろと言った。

結果いかんに関係なく、さっき警戒したいと言った四柱とのマッチが二回戦まで確定。そのうえ準決勝で当たる可能性のある相手の中に関西の強豪キャッツさんがおり、ここの固定メガミはライラ。なんだこのフルコース。


しかしマッチングが発表されてしまった以上後戻りは出来ない。ハガネ使いの意地を

見せてやりましょう!

 

 

 

 初戦 VSじゅうたんさん(サリヤ)

 

 

という訳でいきなりの不利マッチです。はー辛ぇ()。

まず、相手の選出としてあり得る最悪は書騎。もっともこれを十全に回された場合、何を出しても大幅不利を背負う事は間違いありません。なので今回、思い切って書騎は捨てます。そうなると残された選択肢として刀騎、薙騎、戦騎辺りの素直に殴ってくる組合せが有力になってきます。ハガネを使ってこの手の手合いに対抗するには、シールドチャージへの解答が必要になります。

という訳でこちらの選出は傘鎚。初戦から切り札を切らされましたが、背に腹は代えられません。初戦から全力で行きます。

 

 

選出 傘鎚 VS 刀騎

 

構築

ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、遠心撃、砂風塵

大地砕き、引力場

ゆらりび、大破鐘メガロベル、大重力アトラク

 

 

第二シーズン時代によく検討したマッチ。当時の研究だとこっちが明確な不利だったのだが、件のクリンチ構築は大会直前に完成した構築で実際ここの検証はほぼしてない。

それに一番信頼出来る物を素直にぶつけるべきだろうといつもの構成をぶつける事に。

 

(以下試合展開を詳しく覚えてないので後日加筆の可能性あり。最近このマッチやりすぎなんや・・・)

 

まず1巡目はふりまわしを当てる事を目標に動くと、相手はスチームカノンでしゃがんで来る。ならばとこちらは前に出て砂風塵、そして早い段階からのクリンチを目指して動き始める。

ここからはこちらの前進力と相手の後退力の戦い。相手は足捌きと機動を使って全力で後退しながらの攻撃を狙うが、たぐりよせと引力場に加えてアトラクトまで擁するこちらの前進力が相手に満足な攻撃を許さない。

そのままつきさしとメガロベルでライフリードを奪っていくと、最後は再構成からトップで遠心撃を引き込んで勝利!

 

 

 

二回戦 キリカさん(Aウツロ)

 

 

二回戦はシンラでは無くAウツロが来ましたね、いやそれでも辛いんですが。

しかし対Aウツロには特攻兵器が一つだけ存在します。それがウツロです。細かい説明は省きますが、通常ウツロはAウツロに対して有利とされています。そのうえで鎚鎌もかなり出力の高い組み合わせであるため、選出はすぐに決定。当然狙い打たれる可能性は高いですがそこは手持ちのリテラシーでどうにかしていきたい所。一応相手の選出読みは刀塵と騎塵。

 

 

選出 鎚鎌 VS 書塵

 

 構築(うろ覚え)

遠心撃、大地砕き、超反発、鐘鳴らし、引力場、黒き波動、影の翅

 大天空クラッシュ、大山脈リスペクト、虚偽

 

 

書塵の存在を忘れてたため選出から切っていましたがこれはそこまで悪くない。というのも、こちらがウツロを採用してるので相手は残響装置を採用しづらく、結果的に近い間合でフレアを貯められるチャンスが増える可能性が高くなります。そのため、フレアを貯めて大型の大天空を当てるという択が取りやすくなります。という訳でこちらは大型大天空を目指す構築を採用。これだけだと打点不足になりそうなので遠心撃も一度は刺したい所。

 

序盤はお互いが素早くライフを取れる攻撃札を持っていないため、ゆっくりとした展開に。基本的に攻撃札は手札に貯め込まず、また壮語をケアするために、いつでもハンド二枚でターンを返せるようにリソースを管理し続けます。

中盤に差し掛かろうかというタイミングで鐘鳴らしからの遠心撃を一発入れてまずはリード。この返しに完全論破が発動。ここで鐘鳴らしが抜かれると後の大天空がイマイチ打点が出なくなってしまい辛いのですが、とは言え遠心撃を抜かないと反論を構え続ける事を強要される為、相手は無くなく遠心撃を封印します。

こうなれば後は大天空を目指すのみ。これ以降、影の翅と鐘鳴らしをずっと手札に抱えてチャンスを伺い続けます。

そして終盤、相手のライフが減ってきたところでコンボ始動。影の翅鐘鳴らしを大山脈

リスペクトを絡めて二回打ち、一気に後退してからの大天空クラッシュ!

これが綺麗に決まって二回戦勝利となりました。

 

 

 

という訳で死の左上ブロックを何とか突破してベスト4に駒を進めます。しかし、ここまでで主力級の二柱を早々と切ってしまいました。

とはいえ周りもかなり苦しい戦いを強いられているはず。というか ここまで苦しい戦いを潜り抜けてきたんだ。そろそろ楽なマッチを引かせてくれ・・・!

 

 

 

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だからなんでキツイ奴しか残って無いんだよ!

 

 

 

 準決勝 VSキャッツさん(ライラ)

 

 

準決勝はキャッツさん。事前の優勝予想でもかなり多くの人から支持されており、順調に準決勝まで勝ち上がってきました。キャッツさんがここまでで切ったメガミはサリヤとチカゲ。騎爪と毒爪も相当厳しいので、この組合わせが既に切ってあるのは良い。

まあ、まだ書爪が残ってるんですけどね。

という訳でこの激キツな書爪くんが9割方来ると読んで選出を考える事に。

まずおおよその方針ですが、遠心撃をガンガン振るタイプのデッキではまず勝てないだろうと予想しました。書爪は反論を自ターンに攻撃的に使いたいデッキではありますが、当然構える事も可能です。ライラの苛烈な攻撃に晒されながら、反論を掻い潜って遠心撃を当て続けるのは困難だろうと判断します。

となると必然的に大天空を狙った構築を取る事になりますが、残念な事にウツロは二回戦で切ってしまいました。そこで白羽の矢が立ったのがトコヨです。

トコヨのカードプールには詩舞や風舞台と言った、大型の大天空を狙う時に非常に役に立つカードがあります。それに加え、もし相手がシンプルにライラの火力に頼るビート戦術を選択してきた場合(刀爪、忍爪など)に強く出れるようになるというメリットもあるので、この時点でトコヨ選出が濃厚になりました(それでもギリギリまで悩んだ)。

扇と笛をどちらにするかですが、奏流しに比べて梳流しのほうが継続的に打ちやすく、笛の他のカードをわざわざ採用したいとも思わなかったので扇の方を採用しました。

 

 

選出 扇鎚 VS 書爪

 

構築

梳流し、雅打ち、詩舞、風舞台、砂風塵、超反発、鐘鳴らし

常世ノ月、大天空クラッシュ、大山脈リスペクト

 

 

まあ書爪ですね、シッテタ。想定通り梳流しでライフを取って大天空で締めるプランを採用、余った切り札枠には序盤終盤隙なく使える常世ノ月を突っ込んどく。

 

 相手のマリガン事故などもあり序盤はゆっくりした展開に。立論反論詭弁のどれも1巡目に飛んで来ず、先に入った相手の再構成のタイミングで初めて立論反論が間合5から飛んでくる。

オーラが空いて守りが薄くなったこの場面、再構成トップは梳流しと砂風塵。山越しの詩舞は手札に残しておきたいため、残るリソースは集中1のみ。しかしこの場面、折角なら梳流しと砂風塵を両立させたい。

そうそれが出来るんです!常世ノ月ならね!

ケチケチせずに常世ノ月を発動してライフ1点とハンデスをきっちり入れます。また、このリソース破壊が絶妙に作用し、綺麗に遠心撃をケアするのが難しい盤面が出来上がります(遠心撃抜いてるんですがここは圧だけで充分)。こうした圧かけなどもあり、相手のゲージ上昇速度を上手く抑制しながら試合は終盤まで縺れます。

終盤、風舞台を張りながら間合3でターンを返して準備は万端。返しに連撃から残りライフ1まで削られますが相手の攻め手も一歩足りない。返しにこちらは持てるリソースを全てつぎ込んで6/4対応不可の大天空クラッシュ!これがライフに刺さって決勝進出となりました。

 

 

 

決勝 VSザキさん(ウツロA)

 

 

決勝は九州のザキさん。ザキさんは二回戦で個人的に優勝予想をしていたtotさんを破るなど、破竹の勢いで決勝まで勝ち進んできました。相手にとって不足は無い!

しかし、この対面困ったことがあります。そう、二回戦のキリカさん戦でウツロを切ってしまっているのです。この大会のレギュレーション上、一度使ったメガミ及びそのメガミのアナザーを再度使うことが出来ません。仕方ないので対Aウツロの研究が始まります。しかし、研究していくうちに嫌な事実に気付きます。高速で終焉の影を蘇らせるタイプのデッキが残りのほとんどのデッキで受かっていないのです。

そして、何とかこれに対抗し得ると考えたのがAオボロです。Aオボロは神代枝によって実質ライフ1点分持ってます。これとメガロベルを合わせる事でライフ3点分を増強できるので、これで何とか守り切れるだろうというのが今回の作戦です。それにこの二柱は根本的には前環境を制していたオボロハガネ。強さの質は変わっていないはず・・・!

という訳で最終戦は戦鎚を選出。相手の二柱は銃塵、戦塵、書塵、爪塵辺りを予想。

 

 

選出 戦鎚 VS 戦塵

 

構築

鋼糸、手裏剣、不意打ち、忍歩、誘導、遠心撃、砂風塵

鳶影、神代枝、大破鐘メガロベル

 

 

相手の選出は戦塵で一応想定の範疇。終焉の影が蘇る事は避けられないので、いかにそれまでにライフを取れるか、影が蘇った後に耐えられるかが焦点になります。メガロベルを打つために切り札はなるべくフレアの軽い構成にしたいところですが、実質コストの低いアトラクトは逆効果になりかねないので不採用。保険にも使える鳶影を採用します。

 

 相手の先行で開始し、まずは挨拶の遺灰呪。こちらは纏いながら軽く前に出て砂風塵の圧を出していく。次ターンにこちらは予定通り砂風塵、ここで刈り取りが落ちて大きくアドを獲得すると、その後再構成直後に遠心撃を放ちまずは3点のリードを奪います。この後中空でのんびりし合う展開になり、結局ライフ5対5で終焉の影が蘇ります。

 次ターンに静寂からライフ2点とオーラを奪われるがまだ実質ライフに余裕はある。逆に返しに遠心撃の圧を見せるために間合3まで詰めます。

ここで相手は少し悩んでから再び静寂、選ぶ基本行動は2後退3纏い。これでオーラは5だから鳶影遠心撃は喰らわない・・・

 

とでも思ったか!この瞬間を待ってた!

対応誘導でオーラを剥がして次の攻撃に鳶影遠心撃!

 

相手の攻撃は残機で耐えて、逆に相手ライフを1まで追い込みます。

返しのターンにトップの手裏剣と砂風塵で焦燥を受けられなくして勝利!優勝!

 

 

という訳で陰陽杯全四試合、苦しい戦いばかりでしたが見事全勝で年末最後の祭典を制しました。

 初めてトーナメント方式の大会、及び相棒大会に参加しましたが、非常に盛り上がった大会で、参加していても非常に楽しかったです。

今大会を主催してくれたのわ君、大会参加者の皆さん、応援してくれた皆さん。本当にありがとうございました!

 

では最後に皆さんご唱和下さい。

 

 

やはり遠心撃は最強!!

 

 

ブログ開設のご挨拶

どうも皆さん初めまして、ますたーHです。

簡単に自己紹介をしますと、関東でボドゲを嗜んでいる社畜見習いです。

特にここ2年くらいは『桜降る代に決闘を』(以下ふるよに)にお熱で、そちらをプレイされている方はご存知の方もいるかと思います。

 

今回ブログを開設したのは、ふるよに界隈での某企画で色んな攻略記事や考察記事が書かれているのを見て、自分でも何か書きてぇ!ってなったので開設しました。

(とは言え三日坊主だからこの記事を最後に姿を消すかも…)

 

基本的にふるよに関連の記事が多くなるかと思いますが、何か思いついたら適当に別の記事書くこともあるかとは思います。その辺ひっくるめてテキトーブログです。

 

暇な方で読んでくださる方がいましたら、是非お付き合い下さいませ。