陰陽杯自戦記

どうも、ますたーです。

今回は年末に行われました陰陽杯に参加したので、そちらの大会レポートを書いていきたいと思います。

(ハガネちゃん攻略記事は冬休み中には出すつもりだからもうちょい待ってね)

(しばらく時間かかりそうです・・・許してクレメンス・・・)

 

 

 

さて今回の陰陽杯ですが、炎熱の大交流祭で準優勝者であるのわ君が主催したネット大会で、各地の強豪プレイヤーがかなりの数参加していました。

また今回は普段の公認大会とは違い、最初にトーナメント表が公開されており(ふるよにの大会はスイスドローが基本)、普段の大会とは違った盛り上がりを見せた大会となりました。

 

今回の大会のレギュレーションは『相棒大会』でした。『相棒大会』とは簡単に言うと、一柱固定メガミを選択して二柱目は毎試合入れ替えていくルールになります。

(このレギュレーション作ったのは筆者だったりもするのですがその辺は割愛)

という訳で、このルールの肝である固定一柱を決めていく訳なのですが・・・

 

ここでハガネちゃん選ばない理由ある?

 

はい、無いですね。という訳で迷う余地無く固定メガミはハガネちゃんです。というか皆自分の信仰するメガミを出すでしょ、考える余地など無い!

 

 

 

とは言え、仮想敵くらいはしっかり考えときましょうか。

まず明確な敵となりそうなのが、シンラとサリヤ。シンラは遠心撃へのメタカードである反論を持っているだけでなく、キーパーツが引用や論破で抜かれる可能性もあり、かなりやりにくい相手になります。

サリヤはこちらのリソースを小まめにいじめる事が出来て、その上後退力にも優れているため相性としては最悪です。横に添えるメガミの幅が広いのも優秀で、固定メガミとしての選出も多そうです。

この二柱については相方の横に添えられる所まで警戒しなければいけないのが厄介なところで、選出の際にはしっかり考慮する必要がありそうです。

 

次点で警戒しなければならないのがライラとAウツロ。ハガネとライラの相性に関しては諸説あるとは思いますが、筆者はライラ有利だと思っている派閥の人間なので、横に添えられるメガミを含めて対策をしっかりしていきたいところ。

Aウツロに関してはこちらのダスト回収力が低い関係上、残響装置の発動はほぼ避けられません。なので、終焉の影が蘇る事まで見越した対策が求められるのが厄介になりそうです。

 

これ以外にも気になるメガミはいますが、この辺りのメガミと当たった時は特に警戒していきたい所。まあこの四柱のメガミと毎試合当たる訳でも無いでしょうし、当たったらその時考える事にしましょう。

ではマッチングは・・・

 

 

 

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おい、誰がここまで盛大にフラグ回収しろと言った。

結果いかんに関係なく、さっき警戒したいと言った四柱とのマッチが二回戦まで確定。そのうえ準決勝で当たる可能性のある相手の中に関西の強豪キャッツさんがおり、ここの固定メガミはライラ。なんだこのフルコース。


しかしマッチングが発表されてしまった以上後戻りは出来ない。ハガネ使いの意地を

見せてやりましょう!

 

 

 

 初戦 VSじゅうたんさん(サリヤ)

 

 

という訳でいきなりの不利マッチです。はー辛ぇ()。

まず、相手の選出としてあり得る最悪は書騎。もっともこれを十全に回された場合、何を出しても大幅不利を背負う事は間違いありません。なので今回、思い切って書騎は捨てます。そうなると残された選択肢として刀騎、薙騎、戦騎辺りの素直に殴ってくる組合せが有力になってきます。ハガネを使ってこの手の手合いに対抗するには、シールドチャージへの解答が必要になります。

という訳でこちらの選出は傘鎚。初戦から切り札を切らされましたが、背に腹は代えられません。初戦から全力で行きます。

 

 

選出 傘鎚 VS 刀騎

 

構築

ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、遠心撃、砂風塵

大地砕き、引力場

ゆらりび、大破鐘メガロベル、大重力アトラク

 

 

第二シーズン時代によく検討したマッチ。当時の研究だとこっちが明確な不利だったのだが、件のクリンチ構築は大会直前に完成した構築で実際ここの検証はほぼしてない。

それに一番信頼出来る物を素直にぶつけるべきだろうといつもの構成をぶつける事に。

 

(以下試合展開を詳しく覚えてないので後日加筆の可能性あり。最近このマッチやりすぎなんや・・・)

 

まず1巡目はふりまわしを当てる事を目標に動くと、相手はスチームカノンでしゃがんで来る。ならばとこちらは前に出て砂風塵、そして早い段階からのクリンチを目指して動き始める。

ここからはこちらの前進力と相手の後退力の戦い。相手は足捌きと機動を使って全力で後退しながらの攻撃を狙うが、たぐりよせと引力場に加えてアトラクトまで擁するこちらの前進力が相手に満足な攻撃を許さない。

そのままつきさしとメガロベルでライフリードを奪っていくと、最後は再構成からトップで遠心撃を引き込んで勝利!

 

 

 

二回戦 キリカさん(Aウツロ)

 

 

二回戦はシンラでは無くAウツロが来ましたね、いやそれでも辛いんですが。

しかし対Aウツロには特攻兵器が一つだけ存在します。それがウツロです。細かい説明は省きますが、通常ウツロはAウツロに対して有利とされています。そのうえで鎚鎌もかなり出力の高い組み合わせであるため、選出はすぐに決定。当然狙い打たれる可能性は高いですがそこは手持ちのリテラシーでどうにかしていきたい所。一応相手の選出読みは刀塵と騎塵。

 

 

選出 鎚鎌 VS 書塵

 

 構築(うろ覚え)

遠心撃、大地砕き、超反発、鐘鳴らし、引力場、黒き波動、影の翅

 大天空クラッシュ、大山脈リスペクト、虚偽

 

 

書塵の存在を忘れてたため選出から切っていましたがこれはそこまで悪くない。というのも、こちらがウツロを採用してるので相手は残響装置を採用しづらく、結果的に近い間合でフレアを貯められるチャンスが増える可能性が高くなります。そのため、フレアを貯めて大型の大天空を当てるという択が取りやすくなります。という訳でこちらは大型大天空を目指す構築を採用。これだけだと打点不足になりそうなので遠心撃も一度は刺したい所。

 

序盤はお互いが素早くライフを取れる攻撃札を持っていないため、ゆっくりとした展開に。基本的に攻撃札は手札に貯め込まず、また壮語をケアするために、いつでもハンド二枚でターンを返せるようにリソースを管理し続けます。

中盤に差し掛かろうかというタイミングで鐘鳴らしからの遠心撃を一発入れてまずはリード。この返しに完全論破が発動。ここで鐘鳴らしが抜かれると後の大天空がイマイチ打点が出なくなってしまい辛いのですが、とは言え遠心撃を抜かないと反論を構え続ける事を強要される為、相手は無くなく遠心撃を封印します。

こうなれば後は大天空を目指すのみ。これ以降、影の翅と鐘鳴らしをずっと手札に抱えてチャンスを伺い続けます。

そして終盤、相手のライフが減ってきたところでコンボ始動。影の翅鐘鳴らしを大山脈

リスペクトを絡めて二回打ち、一気に後退してからの大天空クラッシュ!

これが綺麗に決まって二回戦勝利となりました。

 

 

 

という訳で死の左上ブロックを何とか突破してベスト4に駒を進めます。しかし、ここまでで主力級の二柱を早々と切ってしまいました。

とはいえ周りもかなり苦しい戦いを強いられているはず。というか ここまで苦しい戦いを潜り抜けてきたんだ。そろそろ楽なマッチを引かせてくれ・・・!

 

 

 

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だからなんでキツイ奴しか残って無いんだよ!

 

 

 

 準決勝 VSキャッツさん(ライラ)

 

 

準決勝はキャッツさん。事前の優勝予想でもかなり多くの人から支持されており、順調に準決勝まで勝ち上がってきました。キャッツさんがここまでで切ったメガミはサリヤとチカゲ。騎爪と毒爪も相当厳しいので、この組合わせが既に切ってあるのは良い。

まあ、まだ書爪が残ってるんですけどね。

という訳でこの激キツな書爪くんが9割方来ると読んで選出を考える事に。

まずおおよその方針ですが、遠心撃をガンガン振るタイプのデッキではまず勝てないだろうと予想しました。書爪は反論を自ターンに攻撃的に使いたいデッキではありますが、当然構える事も可能です。ライラの苛烈な攻撃に晒されながら、反論を掻い潜って遠心撃を当て続けるのは困難だろうと判断します。

となると必然的に大天空を狙った構築を取る事になりますが、残念な事にウツロは二回戦で切ってしまいました。そこで白羽の矢が立ったのがトコヨです。

トコヨのカードプールには詩舞や風舞台と言った、大型の大天空を狙う時に非常に役に立つカードがあります。それに加え、もし相手がシンプルにライラの火力に頼るビート戦術を選択してきた場合(刀爪、忍爪など)に強く出れるようになるというメリットもあるので、この時点でトコヨ選出が濃厚になりました(それでもギリギリまで悩んだ)。

扇と笛をどちらにするかですが、奏流しに比べて梳流しのほうが継続的に打ちやすく、笛の他のカードをわざわざ採用したいとも思わなかったので扇の方を採用しました。

 

 

選出 扇鎚 VS 書爪

 

構築

梳流し、雅打ち、詩舞、風舞台、砂風塵、超反発、鐘鳴らし

常世ノ月、大天空クラッシュ、大山脈リスペクト

 

 

まあ書爪ですね、シッテタ。想定通り梳流しでライフを取って大天空で締めるプランを採用、余った切り札枠には序盤終盤隙なく使える常世ノ月を突っ込んどく。

 

 相手のマリガン事故などもあり序盤はゆっくりした展開に。立論反論詭弁のどれも1巡目に飛んで来ず、先に入った相手の再構成のタイミングで初めて立論反論が間合5から飛んでくる。

オーラが空いて守りが薄くなったこの場面、再構成トップは梳流しと砂風塵。山越しの詩舞は手札に残しておきたいため、残るリソースは集中1のみ。しかしこの場面、折角なら梳流しと砂風塵を両立させたい。

そうそれが出来るんです!常世ノ月ならね!

ケチケチせずに常世ノ月を発動してライフ1点とハンデスをきっちり入れます。また、このリソース破壊が絶妙に作用し、綺麗に遠心撃をケアするのが難しい盤面が出来上がります(遠心撃抜いてるんですがここは圧だけで充分)。こうした圧かけなどもあり、相手のゲージ上昇速度を上手く抑制しながら試合は終盤まで縺れます。

終盤、風舞台を張りながら間合3でターンを返して準備は万端。返しに連撃から残りライフ1まで削られますが相手の攻め手も一歩足りない。返しにこちらは持てるリソースを全てつぎ込んで6/4対応不可の大天空クラッシュ!これがライフに刺さって決勝進出となりました。

 

 

 

決勝 VSザキさん(ウツロA)

 

 

決勝は九州のザキさん。ザキさんは二回戦で個人的に優勝予想をしていたtotさんを破るなど、破竹の勢いで決勝まで勝ち進んできました。相手にとって不足は無い!

しかし、この対面困ったことがあります。そう、二回戦のキリカさん戦でウツロを切ってしまっているのです。この大会のレギュレーション上、一度使ったメガミ及びそのメガミのアナザーを再度使うことが出来ません。仕方ないので対Aウツロの研究が始まります。しかし、研究していくうちに嫌な事実に気付きます。高速で終焉の影を蘇らせるタイプのデッキが残りのほとんどのデッキで受かっていないのです。

そして、何とかこれに対抗し得ると考えたのがAオボロです。Aオボロは神代枝によって実質ライフ1点分持ってます。これとメガロベルを合わせる事でライフ3点分を増強できるので、これで何とか守り切れるだろうというのが今回の作戦です。それにこの二柱は根本的には前環境を制していたオボロハガネ。強さの質は変わっていないはず・・・!

という訳で最終戦は戦鎚を選出。相手の二柱は銃塵、戦塵、書塵、爪塵辺りを予想。

 

 

選出 戦鎚 VS 戦塵

 

構築

鋼糸、手裏剣、不意打ち、忍歩、誘導、遠心撃、砂風塵

鳶影、神代枝、大破鐘メガロベル

 

 

相手の選出は戦塵で一応想定の範疇。終焉の影が蘇る事は避けられないので、いかにそれまでにライフを取れるか、影が蘇った後に耐えられるかが焦点になります。メガロベルを打つために切り札はなるべくフレアの軽い構成にしたいところですが、実質コストの低いアトラクトは逆効果になりかねないので不採用。保険にも使える鳶影を採用します。

 

 相手の先行で開始し、まずは挨拶の遺灰呪。こちらは纏いながら軽く前に出て砂風塵の圧を出していく。次ターンにこちらは予定通り砂風塵、ここで刈り取りが落ちて大きくアドを獲得すると、その後再構成直後に遠心撃を放ちまずは3点のリードを奪います。この後中空でのんびりし合う展開になり、結局ライフ5対5で終焉の影が蘇ります。

 次ターンに静寂からライフ2点とオーラを奪われるがまだ実質ライフに余裕はある。逆に返しに遠心撃の圧を見せるために間合3まで詰めます。

ここで相手は少し悩んでから再び静寂、選ぶ基本行動は2後退3纏い。これでオーラは5だから鳶影遠心撃は喰らわない・・・

 

とでも思ったか!この瞬間を待ってた!

対応誘導でオーラを剥がして次の攻撃に鳶影遠心撃!

 

相手の攻撃は残機で耐えて、逆に相手ライフを1まで追い込みます。

返しのターンにトップの手裏剣と砂風塵で焦燥を受けられなくして勝利!優勝!

 

 

という訳で陰陽杯全四試合、苦しい戦いばかりでしたが見事全勝で年末最後の祭典を制しました。

 初めてトーナメント方式の大会、及び相棒大会に参加しましたが、非常に盛り上がった大会で、参加していても非常に楽しかったです。

今大会を主催してくれたのわ君、大会参加者の皆さん、応援してくれた皆さん。本当にありがとうございました!

 

では最後に皆さんご唱和下さい。

 

 

やはり遠心撃は最強!!