『狂気の道への導きを』 第七回:『びっぐごーれむ型』後編

どうも、ますたーです。今回は前回に引き続きびっぐごーれむ型について書いていきます。後編ではおススメのメガミと構築について語っていきます。

 

第七回:『びっぐごーれむ型』後編

 

びっぐごーれむ型を組むにあたって、隣のメガミがどのようなカードを持っているのかは構築に大きな影響を与えます。特に以下のような特徴を持っているメガミは、この型の動きの助けとなってくれるでしょう。

 

・一枚でライフを取りやすい全力攻撃札を持っている。

・全力の付与札を持っている

・切り札に打ちやすい全力札がある

・ロックの働きをしてくれる全力札がある

・びっぐごーれむの始動を手助けしてくれるカードがある

 

相変わらず選択肢が多いですね。やっぱこの型初心者向けじゃないですよマジで…。一つ一つ説明していきましょう。

 

 

①ライフを取りやすい全力攻撃札を持っている。

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主なメガミ:ユリナ、ユキヒ、シンラ、ヤツハ等 

この型では攻撃を1ターンに固めて打てる機会は中々訪れません。ですので1枚でライフを持っていけるような全力攻撃は非常に重宝します。特にふりまわし/つきさしや詭弁などのライフに直接刺さってくれるカードを持っていると非常にゲームプランが立てやすいです。

 

②全力の付与札を持っている

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主なメガミ:サイネ、Aシンラ、Aライラ、ウツロ

びっぐごーれむは機巧成立後にすぐに再構成が発生するので、再びびっぐごーれむを起動させるためには、改めて二回全力札を使う必要があります。ですが全力の付与札を使用してびっぐごーれむを起動させた場合、付与の上に結晶が残った状態で再構成が行われる為、次巡に全力札を打つ回数が一回少なく済みます。納が大きい付与札ならば、それだけ場に残る時間も長くなるので、無音壁や大嵐などは非常に強力です。

 

③切り札に打ちやすい全力札がある 

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主なメガミ:ユキヒ、シンラ、サリヤ

先ほどの項目でも述べましたが、一巡で使う必要のある全力札の枚数は減らせば減らすだけ良いです。そのため、切り札から全力の機巧を出すことが出来れば、自動的に毎巡一回だけ全力札を使えばびっぐごーれむが起動するようになります。勿論、この切り札も何でもいいという訳では無く、出来るだけフレアが少ないほうが望ましいです。また天地反駁やどろりうらは、とるねーどでの打点補助にも繋がりやすく、非常におススメ出来ます。

 

④ロックの働きをしてくれるカードがある

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主なメガミ:ライラ、コルヌ

びっぐごーれむは起動するごとに相手とのライフ差をどんどんつけていくカードです。ですので空駆けや絶対零度を使用してレンジロックを仕掛けながらライフ差を付けていく、コントロール的な動きを狙う事も有効です。ですがこれらの動きは適切な間合とオーラの管理が必要になってくるので、最初の内はあまりおススメできません。

 

⑤びっぐごーれむの始動を手助けしてくれるカードがある

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主なメガミ:トコヨ、オボロ、サリヤ、ホノカ

前編で言う所の特殊な訓練を受けたメガミ達の事ですね。前編でも語ったので説明は省きますが、これらのメガミは初動が動かしやすいだけでなく、動き始めてからも優秀なものが多いです。初めてびっぐごーれむ型を練習したいという人は、これらのメガミから選んでみるのも良いかもしれません。

 

他にも様々な要素はありますが、大まかにびっぐごーれむ型への適正を纏めると上記の通りになります。

ではこれらを元にびっぐごーれむ型を使うにあたっておススメなメガミを紹介していきます。今回は、使いやすさと強さの両方を兼ね備えていることに焦点を当てていきます。

 

・サイネ(おススメ度★★★★)

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構築例

薙切り、石突(氷の音)、衝音晶(りふれくた)、無音壁、あくせらー、とるねーど、もじゅるー

音無砕氷、どれーんでびる、びっぐごーれむ

 

サイネを採用する理由は何といっても無音壁です。このカードを使う事で、最大三ターン連続でびっぐごーれむを起動させることが出来ます。この構築を組む場合、積極的にライフを奪っていくような動きは出来ませんが、えれきてる型の回でも説明した音無砕氷とどれーんでびるのコンボを使う事で、コントロールしながらライフを削っていく動きが出来ます。

通常サイネと第二章サイネのおススメ度はほとんど変わらず、通常サイネには衝音晶による安定した防御力があり、第二章サイネには氷の音を持っている事による初動の安定感があります。

徒神サイネは無音壁を失ってしまっているので、正直この型の適性の全てを失っているといっても過言では無いでしょう。

 

・オボロ(おススメ度★★★)

 

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構築例

鋼糸、影菱、誘導、分身の術、あくせらー、とるねーど、もじゅるー

壬蔓、どれーんでびる、びっぐごーれむ

 

この二柱のびっぐごーれむ型はその昔環境トップにいるほど強いデッキでした。今は当時ほど強くありませんが、それでも十分過ぎる強さを持った組み合わせと言えます。

基本的なライフプランは、壬蔓→誘導→あくせらー分身の術(鋼糸)というほとんど対応タイミングを挟ませない連撃で相手のライフを奪い、更にびっぐごーれむの再構成時に影菱でもう一点奪うというコンボを2∼3回当てて勝つというものです。壬蔓やもじゅるー下での分身の術などがあるので、一巡目からびっぐごーれむを起動させるのはかなり容易で、相手が前進強力してくれればいきなり分身鋼糸を当てる事も出来ます。

一方で状況に合わせて分身の術で使うカードを変える必要があるなど、初動に若干クセがあるのも事実なので、一概に初心者向けと呼んでいいかと言うと怪しい部分もあります。

 

・ユキヒ(おススメ度★★★★★)

 

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構築例

ふりはらい/たぐりよせ、ふりまわし/つきさし、ひきあし/もぐりこみ、あくせらー、くるるーん、とるねーど、もじゅるー

くるりみ、どろりうら、びっぐごーれむ

 

まさかの三回連続登場で、またユキヒ?と思う方もいるかもしれません。ですがこのユキヒというメガミはそれだけクルルとの相性が抜群なのです。

 つきさしによるライフクロックの取りやすさもさることながら、やはりどろりうらの存在がこの型では大きいでしょう。このカードは全力/付与というびっぐごーれむ型にとって最も強力な機巧を切り札から出し、少し当て辛さもあるつきさしの当てやすさにも寄与してくれるというあまりにも優秀過ぎるカードです。納7なのである程度ダストを必要とするため発動タイミングが非常に難しいカードではありますが、序盤にふりまわしを当てるなど出来ていれば発動の難易度は若干下がります。

 地味にどれーんでびるの変わりにコストの安いくるりみを採用出来るなどの利点もあり、びっぐごーれむの基本を学ぶのにとても適した二柱と言えるでしょう。

 

 

他にも紹介したいメガミはいますが、この項目は話し出すとキリが無いのでここまでにします。正直びっぐごーれむ型はメガミによって動きが大きく変わるので、前編で話した基本的な動きを元に、自分で動かしてみるのが一番良いでしょう。

 

『びっぐごーれむ型』は以上になります。

次回は基本三型以外のクルルのデッキについて、いくつか紹介していきたいと思います。

ではまた次回お会いしましょう。

 

画像クレジット:ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME